世界一周バックパッカーのミライジョーです。
「世界一周したいです!」
「英語はどれくらい話せればいいんですか?」
ってそれはそれはよく聞かれるので、個人的な見解をまとめます。
もう先に言っちゃいますが最低限、中学校レベルの英語力は必要です。
世界一周に必要な英語力
基本的に、長期的な海外・外国旅行は「バックパック旅」をする方がほとんどでしょう。
安価なローカルバス・鉄道を利用し、宿泊は安いドミトリー・ゲストハウス。
バックパックで旅をする場合、基本的に日本語は一切使えません。
コミュニケーションは英語ですべてこなす必要があります。
そのためには「旅での必須英会話」「トラブル対処の英会話」が最低限必要です。
難しい表現は不要です。
中学校レベルの簡単な英語で十分です。
もう一度言います。
中学校レベルのシンプルな英会話で十分です。
ただし、
- 実践に不慣れ
- 発音が難しい
という2つの壁を超える必要があります。
実は難しい中学校レベルの英語
「中学校レベルの英語?」
「言ってくれるぜ」
「楽勝だ」
「すでに自分は中学校レベルの英語なんてマスターしている」
そう思っている方は多いと思います。
実際ぼくも思ってました。
ただし、ここで述べたいのは「中学校レベルの文法・語彙を用いた双方向の実践英会話」である点に注意してください。
それではさっそく、次のシチュエーションに置かれたと想像して、英語で解決してみてください。
- ヴェネツィア行きのバス停がどこか分からない
- 12時にホテルにチェックインしようとしたら「できない」と言われた
- タクシーで法外な値段を要求された
以下は解答例です。
- Excuse me, would you tell me where the bus to Venice.
- Why can’t I check in?
- Hey, look! Your price is wrong!
どうでしょう。
こう書かれてみると、読めるし意味は分かるし「自分でもこれくらい言える」って気がしてきますよね。
ええ。
まあ正直、リラックスした状態で上記の質問を出されたら多くの方は答えられると思います。
ただ、話は実践です。
実際の英会話では「相手」が目の前にいます。
「相手」は、こっちの言葉を今か今かと待っている状態です。
そんな状況で2分も3分もかけて「語法も語順も文法もカンペキな一文」を組み立てるヒマはありません。
すぐに何か言わなければいけません。
この状態だとまーーーーー驚くくらい英語が出てきません。
いやびっくりしますよ本当に。
センター英語9割でTOEIC800点超えてて「我から英語を除いたら何が残るのか」って意気揚々と鼻高々にフィリピンに乗り込んだぼくは当時、何も言えなさすぎて完全無価値のクソ凡人だったことが判明しました。
どれだけ大学受験やTOEICで高得点を取っていても、実践の英語力との関係はあまり無いのだと。
分かりましたねハイ。
ちなみに前述の例題は
- Where is bus for Venice?
- What should I do?
- NOOOOOOOOOOO!! TOO EXPENSIVE!!!!
と言っても通じます。
通じればいいんです。
文法がめちゃくちゃでも、とにかく通じさせることが大事。
まあ結局何が言いたいのかというと
文法・語彙の難易度が中学校レベルの英語でも、実際に使うとなるとかなり難しい
ってことです。
しっかり事前に実用の頻出表現を学んでおきましょう。
参考書は以下の参考リンク先にもありますが、『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』を一冊やっておくだけでも全然違います。
本当におすすめ。
というか最低限これはやっておきましょう。
あとはそうですねー。
『英語 (ひとり歩きの会話集)』はシチュエーション別で便利フレーズがまとまっているので重宝します。
それぞれの参考書について、以下の記事で詳細を述べています。
参考:
実践英会話の学習にはこの3冊!『英会話フレーズ100』シリーズ
発音という壁
実際に外国に行ってみてショックを受けるのが、「正しい英語を話しているはずなのに全く通じない」ということ。
これはほとんどの場合、日本訛りの英語発音を修正できていないことに起因します。
「日本人の英語の発音はひどい」とかあちこちで言われているみたいですが、いや正直インドの超弩級の訛り英語に比べたらすごく立派な英語ですよインド英語はガチで英語かヒンディー語か分からないレベルっすよって言いたくなりますが、個人的には「英語の正確な発音をめっちゃ頑張って勉強」して以降、見違えて通じるようになりました。
発音はものすごく大事です。
「出発まで時間がない!」という方はとりあえず発音だけマスターしておくことを絶対におすすめします。
おすすめの参考書は『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』。
これ超おすすめです。
ネイティブの発音に限りなく近い、新しいカタカナ発音という新境地。
きちんと正確な発音を学びたい人も確実に目からウロコ。
すぐ読み終えられるので「限りなく勉強したくない!」という方にもおすすめ。
発音の重要性、おすすめの参考書など詳しいことは以下の記事をご参照ください。
参考:
TOEIC800点が教える日本人の英語に足りないもの3選
正直、英語を話せなくてもどうにかなる
ここまで
「とにかく実践的な英会話スキルを身につけるべきです!」
って散々煽ってきましたが、ぶっちゃけ英語話せなくても世界一周してる日本人の方はいらっしゃいます。
“Where?”と”Go”と”OK”くらいしか英語を使わず、あとは全部「ボディランゲージ」や「地図を指差して意図を伝える」など、圧倒的な対人コミュニケーションスキルがあれば大丈夫みたいです。
なのでまあ、最悪英語が完全にできなくても世界一周はできるそうです。
でも、英語を話せた方が絶対にいい
「じゃあ別に英語を話す練習なんてしなくていいのでは?」
それは違います!!
英語は話せた方が絶対に楽しいです!!
よりうまく英語を話せれば、トラブルを回避し、楽しく快適な旅を送れるようになります。
そして、その地を訪れた外国の旅人と交流することができます。
ゲストハウスやドミトリーに泊まると、欧米人の旅行者・バックパッカーと頻繁に出会うことになるのですが、彼ら彼女らと交流して話をするのがものすごく楽しい。
もうこれがまさしく旅の醍醐味。
100カ国以上回ってる人とか、来年から医者になるから今のうちに旅してる人とか、兵役を終えて世界をみて回ってる人とか、悠々自適の生活でイタリアに恋人がいるから旅行しに来た人とか。
年齢も性別も国籍も宗教も人種もバラバラの人たちが、一堂に会して会話を行う。
否、行わざるを得ない。
それがゲストハウス。
2段ベッドが立ち並ぶ1泊1,000円のドミトリー。
そして夕食や酒を飲みに繰り出す。
もー観光スポットに行くのと同じかそれ以上のものが得られる。
それが、異文化コミュニケーション!!
それを成立させるのが、英語!!!
いや英語話すだけで世界中の人と意思疎通できるんですよ?
すごくすごいことだと思いませんか?
僕はすごくそう思います。すごく。
まー実際そんなに英語ができるわけではないので超早口のネイティブ同士の会話には全くついていけないのですが、それでも「こんなエピソードがあったよ」みたいな断片をつかめるだけでも、生の外国人の情報に触れられるのですごく面白いです。
本当に、英語がある程度でも出来るようになると、世界一周は格段に楽しくなります。
世界一周ですよ?
夢ですよ?
ロマンですよ?
人生において何の役に立つか分からないけど、とにかく行きたいから行くのだですよ?
楽しむために最大限の努力をすべきです。
英語を少し––旅の頻出表現と発音––勉強するだけで、極上のワールドトラベルが幕を開ける。
さあ!!
英語を勉強しましょう!!!
まとめ
ちなみに「海外滞在」+「英語学習」を同時に行えるフィリピン格安語学留学がものすごくオススメです。
2週間とか1ヶ月とか行くと丁度いいです。
世界一周の前準備として行く人も多いフィリピン英語留学について体験談をまとめておりますので、ぜひ読んで……いややっぱり若さゆえの過ちエピソードが多すぎて恥ずかしいので見ないでください。
以下の参考記事は絶対に読まないでください。
参考:
【格安】セブ語学留学体験記まとめ