ジョーです。
TOEICスコアは815です。
この点数だとわりと色々なところで
「すごい!英語話せるんだね!」
と言われるのですが、
実はまったく話せないぜ!
っていうリアルをお伝えします。
TOEIC高得点者の英語力の残念な現実
語学留学や実践英会話の学習を経て、2017年現在のぼくは割と英語がしゃべれるようになっています。
なので今回は「ぼくがTOEIC815を取得した直後」の話をします。
TOEICで高得点を取っただけの頃の状況です。
そのスコアを取得したのは2013年の春。
まーー有頂天でした。
それはそれはこの世の春でした。
TOEICテストの数ヶ月後、フィリピンに行きました。
そこで気づきました。
TOEIC815でも英語がまったくしゃべれないという現実に。
相手の英語が分からない
まず、相手が何を言っているのかわかりません。
サッパリです。
聞こえてくるのが「フィリピン訛りの英語」ということを差し引いても、聞き取れなさのパーフェクトっぷりと言ったら他の追随を許しません。
なぜだ……!
冷房の効いた涼しい大部屋の中でテーマや単語や頻出表現が事前に分かっている発音がものすごくクリアかつ適切なスピードで綺麗に話してくれるビジネス英語なら分かるのに……!
理由は不明ですが、TOEIC高得点でも実践の英会話ではド素人でした。
自分の英語が伝わらない
続いて、自分の英語が伝わりません。
実際の生活の中で使用頻度の高い表現なんて知りませんし、たとえ知っていたとしても発音が壊滅的すぎる、いわゆる「日本人のカタカナ発音」なので死ぬほど通じません。
なぜだ……!
発音やスピーキング・ライティング等の「相手とコミュニケーションを取るため」の科目なんて一切存在しない英語試験でなら高得点を取れるのに……!
理由は不明ですが、ド素人でした。
恥ずかしくて話せない
伝わらないので、話せません。
聞こえないので、分かりません。
こうなると、相手の怪訝な顔が怖くなってきます。
「何をワケわからねえイングリッシュをスピークしてやがるんだこのジャパニーズは」
そんな風に内心思われているのかもしれない。
相手に迷惑をかけているかもしれない恐怖と、英語が話せない無様な自分を周囲に見られる羞恥で、とたんに口が動かなくなります。
なぜだ……!
机に座って重要項目を暗記する孤独な勉強を繰り返すだけで全く英語を使ったことがなくても「英語上級者」の資格が与えられたのに……!
ド素人でした。
まとめ
TOEICで高得点を取ったからといって、必ずしも英語ペラペラになるわけではありません。
むしろぼくのように「実際の英語ができなくてもTOEICで高得点は取れる」という人の方が多いのではないでしょうか。
ちなみにこれまで色々なところで働いてきましたが、「TOEIC高得点で英語ペラペラ」な人より「TOEICは受けてないけど英語ペラペラ」な人の方が圧倒的に多かったです。
では、TOEICの存在意義とは?
たぶん「勉強という努力ができる人間かどうか」を見定めるテストなのでしょう。
就活や転職・昇進試験では大活躍ですね!