「ここではないどこか」に行きたくて旅をした話

世界一周中のミライジョーです。

いま、ロンドンにいます。

夜です。

朝起きて7時間半座りっぱなしで超難問論理クイズ「幼女と3人の神」の記事を書いて、ベイカー街のシャーロック・ホームズ博物館に行って、バーでビールとフィッシュ・アンド・チップスにまみれてホステルに帰ってきてシャワー浴びてロビーでこれ書いてます。

うん。

旅って何だろうなって思いまして。

あコーラが切れた。

ちょっと買ってきます。

大学のキャンパスから見た夜景

あれは……何年前だろう。

たしか大学3年生の時。

当時ぼくはサークルに所属せず、ゼミにも入っていなかったので、毎日早々と帰って書店でバイトする大学生活を送っていました。

ある日、珍しく用事があって遅くまで大学に残ったことがありました。

時刻はおそらく20時前後。

折しもその日は学園祭前日。

夜のとばりが下りても、大学全体が活気に満ちあふれ、そこかしこでぽうんと灯りが輝いているキャンパス。

外に出ると、校舎内の歓声と嬌声が少し遠のいて静かになりました。

小高い丘……というか山の中にあるその大学は、遥か遠くに小さな街を見下ろす立地にありました。

静かにたたずむ遠い街の灯を見て、

「ここではないどこかへ行きたい」

と思いました。

いま考えると、それは「旅情」と呼ばれる感傷なのだと思います。

「旅に出たい」のではなく、「帰りたい」––否、「帰りたい場所を見つけたい」という思い。

それが。

幼い頃からふとした時に抱いていた、旅へと駆り立てる衝動の萌芽。

なのではないかと。

思います。

「帰りたい場所」

ぼくには「帰る場所」があります。

それは間違いなく幸せなことです。

でも、「帰りたい場所」はまだ無い。

いえもう何というか、人生的なスケールで。

それはもう「ここに帰るんだ!」「これこそが私のホームだ!!」って言える勢いの。

ええ。

まあこれから作っていけばいいんですよね!!

なんか湿っぽくなりそうだったのでテンション上げて収束に向かうぞ!!!

ここじゃないどこかへ

たぶんあの。

「ここではないどこかへ行きたい」

「どこ向いても立ち入り禁止だらけさ」

「守られた未来なんて生きられない」

「誰よりも高く跳べ助走をつけて大地を蹴れすべてを断ち切りあの柵を越えろ自由の翼をすぐに手に入れるんだ気持ちからTake Off One Two Three で Take Off ここじゃないここじゃないここじゃないどこかへ」

って思ってる方は、現状に不満はないけど満足もしていない状態だと考えられます。

漠然と「ここではないどこか」を目指す心理状態とは、そういうことです。

「やりたいこと」があるなら、それに向かって努力することで現在地とは違う場所へ移動できます。

つまりですね。

「ここではないどこかへ行きたい」というその思いは、本当に「旅をしたい」感情なのか、それとも「今と違う現実にたどり着きたい」という気持ちなのか。

それを冷静に見極める必要があります。

旅をする前には。

あれ全然テンション上がる話にならなかったぞ。

旅をすることで見える景色

さー今までの流れをぶった切って総括に入りますが、旅を続けているうちに見つけたものがあります。

それは、「旅を終えた後にやりたいこと」。

両手で数え切れないくらいの「やりたいことリスト」。

これまでとは違う景色を見て、異なる体験を繰り返すうちに、新しい自分を見つけたり––ということはできませんでした。

「やりたいこと」とは、かつて抱いて、そして心の奥底に押し隠し、封印し、忘れてしまった自分の夢や目標。

それがなぜか、旅をしているとはっきりした輪郭を伴って復活します。

「外国も日本も、そう変わらない」

「場所を変えただけで叶えられることなんて、そうそう無いんだな」

「じゃあもう、やりたいことを叶えるには自分で努力するしかない」

「どこで努力しよう」

「たぶんどこでもできる」

「でも、どうせなら治安が良くて安心安全で、長く生まれ住んで良きも悪しきも知り尽くしている、日本で頑張ろう」

的なロジック。

はい。

世界一周という夢を叶えている最中に、次の夢や目標が定まってくる。

旅って、なんて素晴らしいんだ!

最高だ!!

旅に出て、よかった!!!

いま人生が最高に楽しい!!!

やべえ話の着地点を見失った!!!

どうしよう!!!

なんか叫んどこう!!!!!

ロンドンの宿泊費めっちゃ高ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ4人部屋で1泊5,000円とかさすがは大英帝国だぜえええええええええええええええええええええええええ

おわりっ