ハンガリー・ブタペストで2,200円以内のフォアグラ料理が楽しめるレストラン3選【おすすめ】

フォアグラ。

それは料理の至宝。

高級食材として有名なフォアグラですが、ハンガリーでは激安で食べられます。

ハンガリーの首都ブダペストで、わずか2,200円以内で美味しいフォアグラ料理を食べられるおすすめのレストランをご紹介します！

Klassz Étterem és Borbolt

超絶オススメのレストラン。

「ブダペストに来たら絶対に行くべき、安くて美味しいフォアグラ料理が食べられるレストラン」っていう英語圏の記事でぶっちぎりの1位だったレストラン。

実際にぼくがブダペスト滞在中に行ったレストランの中でも、間違いなくNo.1のおすすめレストランです。

とりあえずメニューを見てみましょう。

CHEF OFFER WITH GLASS OF KLASSZ WINE / シェフのおすすめメニュー（ワイン付き）

はい。

この「シェフのおすすめメニュー」がコスパ最強なのでこれを注文しましょう。

極上のフォアグラ料理と、メインの肉/魚料理と、デザートと、ワインまでついてお値段なんと4,990フォリント（約2,200円）。

夢かな。

前菜は2種類、メインは2種類、デザートは1種類なので、

前菜：Duck liver with brioche, apple sauce with spieces（フォアグラとブリオッシュの饗宴、ワンポイントのアップルソース）

メイン：Lamb shoulder, broccoli, milk with garlic（子羊の肩肉ステーキと茹でたブロッコリー、あと何かミルクとガーリックのモチモチしたラブリーなもの）

を選択しました。

まず出てくるワイン。

グラスに注がれたのち「テイスティングをお願いします」って言われます。
予習しときましょう。

ちなみに店内は割と高級レストランっぽい雰囲気ですが、地元の方も利用しているのでアットホーム感もあります。
気兼ねなく入りましょう。
サンダルにハーフパンツとかはさすがにダメですが。

前菜。
Duck liver with brioche, apple sauce with spieces（フォアグラとブリオッシュの饗宴、ワンポイントのアップルソース）

心情的にはむしろこっちがメイン。

日本だったら高級食材のフォアグラをこれでもかとふんだんに使いステーキに仕上げた一皿。

フォアグラステーキはそのまま食べるとただのクセの少ないレバーなので、少し工夫する必要があります。

方法は簡単。

バターをたっぷり塗ったパンに、大きく切ったフォアグラステーキを乗せるだけ。

まずは一口、噛み切りましょう。

ザクザクふわふわとしたブリオッシュに、塩気の効いたひんやりバター、そこに供されたフォアグラは肝臓由来のクセが消え去り、とにかくまろやかで口当たりのよい芳醇かつ濃厚な味わいを伴って口中にその美味を弾けさせます。

うめええええええ

前日に別のレストランでフォアグラステーキを単体で食べた時は「ただのレバー」という印象だったのですが、ここに来て感想が変わりました。

フォアグラステーキは、付け合わせで食べるべき。

そして、もっともフォアグラステーキを堪能できるレストランがここ「Klassz Étterem és Borbolt」なのです。

さて。
正直ワインとフォアグラだけでも十分すぎるほど安いのですが、ここからさらにメイン・デザートと続きます。

メイン：Lamb shoulder, broccoli, milk with garlic（子羊の肩肉ステーキと茹でたブロッコリー、あと何かミルクとガーリックのモチモチしたラブリーなもの）

肉が厚い。

堂々たる重厚感。

実に食べ応えのある子羊のステーキ。

「これで腹を満たせ」と言わんばかりの迫力ですが、フォアグラの時点で満腹度はかなり上がっているので男性成人でも満足するレベルのボリュームです。

何かモチモチしたジャガイモのグラタン……のような何か。
食感がラブリー。

見た目に反して重量級の一皿。

デザート：スイートソースに浮かぶ島、そしてプラム

名前がおしゃれ。
「フローティングアイランド」とか誰が考えたんだ。天才か。

甘くて酸っぱくてふわふわでカリカリでとろとろで、口直しのデザートとして最適です！

大満足でお会計。

レシートはやはり4,990フォリント（約2,200円）。

安すぎる！
素晴らしい！
最高だ！

立地もいいし、店内の雰囲気もいい感じに高級だし、ウェイターさんはめっちゃフレンドリーで丁寧だし、死ぬほど安くて昇天するほど美味しい。

超おすすめです。

ブダペストに来たら絶対に行くべき。

M Restaurant

「フォアグラステーキじゃなくて、日本で食べたような上品で洗練された美味しいフォアグラが食べたい」

レバーのクセや脂たっぷりの重量感のない、きわめて口当たりよく食べられる、コース料理に出てくるような「高級食材フォアグラの高級料理」。

食べられるのか？
食べられます。

900円で。

こちらのレストラン「M. Restaurant」のメニューのStarters（前菜）の欄に
「Foie-gras cream caramel（2,100フォリント）」
という品目があるのですが、それを注文します。

それがこちら。

すみませんあまりにも美味しそうだったので撮影する前に反射的に一口頂きました。

これが濃厚で上品でめっちゃ美味しいいいいいいいい

これです！　これですよ日本の高級料理店で1回だけ食べた「うおおおおおこれがフォアグラか確かにうめええええええええええ」って感動したタイプのフォアグラ料理は！

なんでしょう、8割くらいは超濃厚なキャラメルプリンなのですが、くっきりとフォアグラのニュアンスが舌でとらえられて実に濃厚で果てしなく濃厚でああああああああもう細かいことどうでもよくなるくらい美味えええええええええ最高だああああああ間違いなく最高のフォアグラだああああああああ！！

それくらい情熱がほとばしる一品。

これで2,100フォリント。約900円。

もう逆に心配になってくる。
安すぎて。

とにかく、ブダペストに来たらここにも行くべき。

Macesz Bistro

有名店。

12時の開店と同時に乗り込んだらテレビカメラが入ってきました。

Zsirai Furmint 2011。
0.15リットル。
1190フォリント（約515円）。

やはりハンガリーに来たら飲みたいのが「世界三大貴腐ワイン」のひとつに名を連ねるトカイワイン。
当然のように安いのでどんどん頂きましょう。
甘くて美味しい。

Starter（前菜）

Libamajrkrem, aszalt barack
（Goose foie gras pate, dried apricot）
（フォアグラのパテとドライアプリコット）
2290フォリント（約1,000円）

極めてまろやかなフォアグラのパテ。ペースト状のねっとりとした濃厚なそれをナイフとフォークすくいとり、

パンやクラッカーに乗せて一緒に

食べる！！！

ああああああああ美味しいいいいいいいいい

特にフォアグラを厚くスライスしてクラッカーに乗せた時の破壊力！！！
やばい！！！
ワイン3リットルくらい飲める！！！
こんなにもワインを進ませる料理があっていいのか！！許されるのか！！許す！！！！！

すごくすごい美味しいです。
フォアグラステーキとは違い、「そのまま食べてもパーフェクトに美味しいフォアグラ」そのもの。

ただ、あまりにも濃厚なのでクラッカーやパンと一緒に頂きましょう。

史上最高にワインが進む料理です。

幸福。

Main dished / メイン

Ludaskasa
（thigh and liver of goose, gizzard, vegetable risotto）
（ガチョウのモモ肉とフォアグラ、ギザード、野菜のリゾット）

4990フォリント（約2,100円）

やばい。
骨つき肉が超でかい。

皮パリッパリで中がうわあああああ熱いいいいいい。
そしてもちろんたっぷりのフォアグラ！

こんな高そうなメイン料理でも2000円少しなのか……。
ハンガリーすごい。

まあこのメイン料理に関しては「焼いたフォアグラ特有のレバー的なクセ」が強いので、肝臓肝臓したレバーなフォアグラを避けたい場合は頼まない方がいいでしょう。

前菜で出てきた「フォアグラのパテとドライアプリコット」を単品注文するだけでも十分です。

Desserts / デザート

Flodni
（Our signature multi layered pastry with jam, walnut, poppy seed and apple）
1290フォリント（約560円）

なんだろう。
クランベリータルト？
的なケーキ？
らしき何か。

重厚。
とにかくボリューム多い。

でも甘酸っぱくて美味しいので完食できちゃう。

この辺まで来ると値段の安さに麻痺してきます。

ほんとハンガリーは最高だ！

まとめ

観光地も多く、治安も良く、物価が安く、料理も美味しく、フォアグラが驚異的な安さで食べられる国ハンガリー。

数日滞在するだけでも、飽きるほどフォアグラ料理まみれの日々を送れます。

さあ、ブダペストで美味しくて安いフォアグラを食べに行きましょう！