「クラシックを聴いてみたい」
「でも何を聞けばいいの?」
今回は、人気の高い有名な交響曲を7つご紹介します!
いずれも演奏会でよく演奏される鉄板曲のため、これさえおさえておけばすぐにでもコンサートを楽しめます!
目次
コンサートでよく聴く交響曲7選
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
通称「ドヴォ9」。
超有名曲であり、日本はもちろん世界的にも絶大な人気を誇る一曲です。
革新的かつ古典的。
精緻な構成でありながら分かりやすい展開。
静けさと荒々しさが同居する第1楽章。
「家路」「遠き山に日は落ちて」のメロディーでも知られる美しい第2楽章。
緊迫感あふれる第3楽章。
そしてあまりにも有名な「新世界」感あふれるフレーズでおなじみの第4楽章。
全世代にオススメできる最強の交響曲です。
ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
通称「ベト5」。
「新世界より」と同じくらい有名で、かつ人気の高い一曲。
第1楽章冒頭の「ジャジャジャジャーン」は誰しも一度は耳にしたはず。
「楽聖」と称えられる稀代の作曲家ベートーヴェンが生み出したこの曲は、きわめて緻密でドラマチックな構成により、あらゆるクラシックファンから愛されています。
有名な第1楽章ももちろんですが、第3楽章から切れ目なく繋がる第4楽章の盛り上がりなど、聴きどころにあふれます。
ぜひ一度、フルで聴いてみてください。
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」
https://www.youtube.com/watch?v=sJQ32q2k8Uo
通称「ベト9」。
「史上最高の交響曲」「クラシックの到達点」「集大成」「記念碑的作品」とも称される、非常に完成度の高い一曲。
日本では「年末によく聞くクラシック」として有名です。
あまりにも有名な最終楽章「歓喜の歌」は、実際にコンサートホールで聴くと全身が震えるような感動に包まれます。
演奏時間1時間超えの超大作でありながら、聴き心地は抜群。
これもぜひ、コンサート会場で実際に聴いてみてください!
ブラームス/交響曲第1番
通称「ブラ1」。
着想から完成まで21年を費やした超大作。
王道をいく正統派の交響曲で、「ベートーヴェンの第10交響曲」と絶賛されました。
一般的には知名度が低いですが、演奏会では比較的多く演奏されます。
作業用BGMとしてでもいいのでまずは1度聞き流してみましょう。
チャイコフスキー/交響曲第5番
https://www.youtube.com/watch?v=AV8fDHKmRQE
通称「チャイ5」。
ロシアが生んだ鬼才チャイコフスキー渾身の一作。
その旋律の美しさ、ダイナミズム、オーケストレーションから高い人気を博しています。
特に第2楽章のクラリネット・ホルン・オーボエのメロディーの美しさ、第4楽章の盛り上がりとフィナーレは特筆に値し、「演奏するのも聴くのも楽しい」交響曲の代名詞です。
知名度は低いですが、コンサートでよく演奏されるレパートリーのひとつ。
この機会にどうぞ耳を傾けてみてください!
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番「革命」
通称「タコ5」。
全編を通して割と悲痛な雰囲気であり、当時のショスタコーヴィチを取り巻く「ソ連」の状況を如実に伝えます。
演奏会で頻繁に取り上げられる曲目のひとつで、単純明快な構成が特徴です。
冬の大地ロシアが歴史上もっとも凍てついた空気感を感じられる、貴重な一曲と言えるでしょう。
ベルリオーズ/幻想交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=g2Kky5BC9Uk
通称「幻想」。
「失恋してアヘンを吸って幻想を見た作曲家の物語」を音楽で表現したものです。
というかベルリオーズ自身の実体験をもとにしているとか。
恋に破れて作曲した交響曲ですが、結果的にはこれがきっかけでベルリオーズの恋が叶うというドラマチックなエピソードがあります。
全5楽章構成で、多様性に富み、かなり先進的な試みが多く投入されています。
穏やかながら時に激しい第1楽章「夢、情熱」。
華やかで美しい第2楽章「舞踏会」。
舞台裏での演奏が存在する第3楽章「野の風景」。
打って変わって激烈な第4楽章「断頭台への行進」 。
全楽器が咆哮し圧倒的なクライマックスを迎える第5楽章「魔女の夜宴の夢」。あるいは「ワルプルギスの夜の夢」。
ストーリー性のある分かりやすい構成なので、クラシック初心者の方に特におすすめです!
まとめ
今回とりあげたのは、演奏会のプログラムでよく見る交響曲です。
ちょっとでも興味がわいたら、ぜひ実際のコンサートに足を運んでみて下さい!
巨大なホール。
大勢の演奏者たち。
大音量で奏でられる交響曲。
一度行けば、クラシックが好きになること間違いなしです!