レスポンシブ、AMP、モバイルファーストインデックス。
Webサイトは変わった。
Webデザインを取り巻く状況はいま、大きな転換点にある。
若い世代はPCすら持ってない。
Webデザイナーはそのことを……強く認識する……必要があるのです!!
目次
モバイル向けWebデザイン大事って思った話
それはある日の昼下がり。
職場の後輩(19歳)と話をしていました。
後輩「ミライジョーさんてMacbook Pro持ってるんですよね」
ぼく「まあ……クリエイター(創造者)だからね」
後輩「30万円は熱いっすね」
ぼく「後輩くんはなんのPC持ってるの?」
後輩「あ、俺PC持ってないっす」
ぼく「?」
後輩「持ってたこともないっす」
ぼく「!?」
後輩「てか使ったこともほとんどないっす」
ぼく「!!!???」
後輩「サイト見るならスマホで十分なんすよねー」
いま、Webはモバイルで閲覧される
若者のパソコン離れ
最近の調査によると、日本の若者たち(12歳〜19歳)の7割がPCを持っていないそうです。
確かに、これだけPCが普及している昨今。
PCを持たずに生活しようと思えば簡単にできます。
ネットや動画鑑賞やコミュニケーションが1台でできて持ち運びもできるカメラもついてる何でもできる便利アイテムがあるなら、パソコンが必要ではない人たちが出てくるのは自明の理です。
パソコン世代のパソコン離れ
スマホの大画面化、利便性の向上、通信環境の改善に伴い、「パソコンを持っている人でもスマホをWebサイトで見る」というケースが非常に多くみられます。
そりゃそうですよね。
ちょっとブラウジングするくらいならスマホでパパッとやっちゃいますよ。
だって楽ですし。
通学や通勤の電車内、受付の待ち時間、ヒマな時間、寝る前、いつだってすぐそばにスマホがあります。
そりゃみんなスマホでWebサイト見ますわ。
本当のところ
実際、世界中の多くのサイトではPCよりスマホのアクセス数が上回っている状態です。
このブログでも、スマホのアクセス数がPCの2倍以上となっています。
もはや「スマホ・タブレット未対応サイト」というのは、ヤバいほどヤバいのです。
これからのWebサイト制作でやるべきこと
レスポンシブ
とにかくモバイル向けの表示にしなければなりません。
とりあえず「レスポンシブWebデザイン」にしましょう。
難易度は上がりますが「アダプティブWebデザイン」でもいいです。
ページ表示速度の高速化
モバイルユーザーが求めるものは何か?
情熱? 思想? 理念? 頭脳? 気品? 優雅さ? 勤勉さ?
いいえ、速さです。
表示速度が遅いページはそれだけでユーザーが離脱します。
キャッシュを駆使してとにかくページ表示速度を速くしましょう。
モバイル向けUX最適化
スマホやタブレットで訪問したユーザーが、「わかりやすく」「便利に」サイトを閲覧できるような設計を心がけましょう。
ボタンは押しやすいか?
検索フォームは見つけやすいか?
ごちゃごちゃしすぎていないか?
個人的な体感では、文字を大きくして字間と行間を広めにとると読了率が上がります。
ユーザーはスクロールを厭わない。
スマホの小さい画面では、可読性を第一に考えましょう。
AMP対応
AMP––アクセラレイテッド・モバイル・ページス(Accelerated Mobile Pages)。
何かの必殺技のような響きですが、実際必殺技です。
これに対応するとモバイル向け高速ページが配信されます。
今後、Googleのランキング要因にも関わってくると言われています。
とりあえずAMP対応しときましょう。
まとめ
PCでWebサイトを閲覧する人は減ってきています。
スマホ・タブレット全盛期の今、Webデザイナーがやるべきは確実に「モバイル最適化」。
乗るしかないのです。
この時代のビッグウェーブに。