問題
毎年、サンタクロースのお供の座を賭けてトナカイたちのレースがおこなれている。
今年は8頭のトナカイ(A〜H)がレースに参加した。
以下はその結果のコメントである。
- DはAの3つ下の順位だったが、Eよりは上位だった
- Bは今までで1番の強さを見せた。来年はさらに上位を目指せる
- Gはほんのわずかな差でHに勝った。この2頭がもっとも接戦だった
- A, C, F は3位以上を目指していたが、Aだけはそれが叶わなかった
- B と C の順位の間にいるのは1頭だけ
さて、優勝したのはどのトナカイだろうか?
さあ、解いてみよう!
「推理パズル」にかなり近い形式の問題です。
難易度はそれほど高くありません。
ヒントはなし。
少し下にスクロールすると答えがあります。
正解
優勝したのはC
レースの順位:
- C
- F
- B
- A
- G
- H
- D
- E
解説
最初の着目点
DはAの3つ下の順位だったが、Eよりは上位だった
Dの順位は、Aの3つ下で、Eより上。
ということは、Aの順位は低くとも4位です。
そうでなければDやEが8位の枠を飛び出してしまいます。
F, C, Aは3位以上を目指していたが、Aだけはそれが叶わなかった
Aは1〜3位ではない。
先ほどの記述と合わせてAは4位であることが確定します。
と同時に、Dは7位、Eは8位であることも判明します。
確定したこと:
- ?
- ?
- ?
- A
- ?
- ?
- D
- E
仲良し2頭
Gはほんのわずかな差でHに勝った。この2頭がもっとも接戦だった
これが意味するのは「GはHより順位が1つ上」。
しかし、
A, C, Fは3位以上を目指していたが、Aだけはそれが叶わなかった
という記述から、1〜3位までにGもHも入る余地がありません。
「順位が連続している2頭」が入れるのは、5〜6位のみ。
すなわちGが5位、Hが6位です。
確定したこと:
- ?
- ?
- ?
- A
- G
- H
- D
- E
ちょっとひっかけ
さて、最後がすこし厄介です。
この時点でトップ3頭はB, C, Fだと判明しています。
B と C の間にいるのは1頭だけ
から考えると、B と C に挟まれたFが2位です。
では、BとCのどちらが1位でどちらが3位なのか?
最後に残ったコメントを見てみましょう。
Bは今までで1番の強さを見せた。来年はさらに上位を目指せる
Bの順位はまだ上を目指せるもの。
つまり1位ではありません。
したがって、Bは3位、Cが1位です。
確定したこと:
- C
- F
- B
- A
- G
- H
- D
- E
以上より、優勝したトナカイはCです。
参考
December 2017 Puzzle Periodical – Reindeer Games!