日本で最も南に位置する神社をご存知ですか?
沖縄の宮古島にある「宮古神社」がそれです。
青空と緑が美しい、壮麗さで有名な南国の神社をご紹介します。
日本最南端の神社「宮古神社」
概要
宮古神社は、1590年に沖縄県宮古島市に建立されました。
2016年現在、神社本庁包括下の神社としては国内最南端の神社です。
熊野三神と豊見親三神を奉祀しており、その規模や歴史から宮古島でも最大の神社として親しまれています。
台風や白蟻といった悪条件に悩まされ、太平洋戦争にて戦禍にも巻き込まれながらも、修繕や遷祀を経て2010年6月25日に新社殿が完成し現在の姿となりました。
各種祈祷や地鎮祭なども執り行っており、その壮大かつロマンチックな外観から神前結婚式のメッカとして人気が高い神社です。
初宮詣、交通安全祈願、厄祓、商売繁盛、健康祈願、合格祈願、良縁祈願、海上安全など御祈願も各種豊富な懐深さ。上記ご利益を求めて参拝してみるのもいいでしょう。
実際に行ってみた
宮古神社は平良の中心街から少し離れた場所、静かな住宅街の中にそびえ立っています。
入り口となる鳥居は、建造間もないこともあり非常に綺麗です。
階段。
普通、神社やお寺への階段といえば無骨な石段と相場が決まっていますが、宮古神社の階段は硬質な大理石っぽい石段。高品質さがあふれます。
宮古神社。
非常に高く荘厳な鳥居、奥に鎮座する本殿、足元には芝生と大理石が敷き詰められ、彼方を見上げれば澄んだ青空と白い雲が色彩を染め上げます。
まさしく南国の神社。
極彩色のみだれうち。
ぜひ観光でも一度は見に行きたい景色ですね。
宮古神社の祭神や由緒が書かれています。
歴史的価値高し。
手水舎(ちょうずや)。
水道に柄杓を置いただけとも見える現代的な造りですが、これくらい質素かつ頑丈にしておかないと風速40メートル越えが通常運転の沖縄の台風には耐えられないのでしょう。
そしてどうでもいいんですが今調べたところ「手水場(ちょうずば)」って書くと「トイレ」の意味になるんですね。
危ないところでした。
本殿。
この日の天気は快晴。
神域でもなんとなく開放的な気分になります。
青空と狛犬。
ん?
狛犬……じゃない。
よく見る本州の狛犬とは似ても似つかぬその容姿。
シーサーですね。
完全にシーサーです。
狛シーサーとでも言うのでしょうか。
完全に沖縄の神社です。
社務所。
祈祷をお願いしたりお守りを買ったりおみくじが引けたりします。
なお試しに100円払っておみくじを引いたところ「末吉」が出ました。
「もう後はないぞ」という神のお告げなのでしょうか。
人生が心配になったので賽銭箱に小銭をあらかたスローイングしました。
宙に舞う賽銭の中に500円玉が交じっていることに気づきましたが、他の参拝客の方々の目もあるので何も手を打てませんでした。
宮古神社本殿。
自然と身が引きしまります。
神前においては特に謙虚であらねばなりません。
思いつく限りの願いを高速詠唱しました。
境内から眼下の町と海を見下ろす風景。
素晴らしい眺めですね。
場所が場所でなかったらピクニック気分で寝そべっているところです。
以上、宮古神社でした。
観光客の方にも人気がある、おすすめのパワースポットです。
地図・アクセス
宮古神社
沖縄県宮古島市平良西里5−1