論理クイズ「幼女とクロスカントリー」は算数センスを試される

問題

クロスカントリーの学生大会が行われた。

それぞれの学校からは、1校につき必ず3人の選手が参加している。

同じ学校に所属する幼女ABCが大会に出たところ、以下のような結果になった。

A:参加者全員のちょうど真ん中の順位でゴール
B:Aがゴールした後に19位でゴール
C:28位でゴール

さて、いくつの学校が大会に参加したのだろうか?

さあ、解いてみよう!

ノーヒント。

少し下にスクロールすると答えがあります。

 

 

 

 

正解

参加したのは11校

解説

まず最初に着目するのは幼女A。

彼女は、「参加者全員のちょうど真ん中の順位でゴール」しました。

ということは、レースに参加した人数は奇数でなければいけません。

例)
1,2,3,4,5
→3位の人が「真ん中の順位」

1,2,3,4
→4人だと「真ん中の順位」が無い

各学校が送りこんでいる選手は3人。

すなわち選手の人数は「奇数かつ3の倍数」を満たす数です。

つづいて、幼女Cの順位を見てみます。

Cは「28位でゴール」しました。

そして全選手は「3の奇数倍」(3,9,27,33など)の人数。

つまりCは最下位ではない。

ということは、少なくとも29人の参加者がいる。

ありえる参加者数は33,39,45…。

参加者が33人の場合、「ちょうど真ん中の順位」は17位。
参加者が39人の場合、「ちょうど真ん中の順位」は20位。
参加者が45人の場合、「ちょうど真ん中の順位」は23位。

ここでBの結果に注目します。

Bは「Aがゴールした後に19位でゴール」しました。

これは、「ちょうど真ん中の順位」が19位より前になくてはいけないということを意味します。

以上全ての条件を満たすのは、「参加者数が33人」の場合のみです。

参考

The Cross Country Meet

140字以内の問題文

クロスカントリーの学生大会が行われた
それぞれの学校からは1校につき必ず3人の選手が参加している
同じ学校にいる幼女ABCが大会に出たところ以下のような結果になった

A:参加者全員のちょうど真ん中の順位でゴール
B:Aがゴールした後に19位でゴール
C:28位でゴール

大会に参加した学校数は?