沖縄の宮古島に移住してしばらく経ちました。
東京にいた頃は、毎年のように春先の強烈な花粉に悩まされておりました。
ぼくは重度の花粉症でしたので。
しかし沖縄ではそんな悩みとはお別れです。
そう、沖縄には花粉症がないのです!
春先でも人気の旅行先として挙げられる沖縄は、花粉症に弱い人たちでも安心安全にツアーを楽しめる天国スポットなのです。
花粉症とは
植物の花粉によって引き起こされるアレルギーの一種です。
反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状が特徴的な症候群で、時に公害とみなされることもある非常に大規模・広域的な疾患です。
花粉症を引き起こす植物は60種類以上存在しますが、日本においてはスギやヒノキの花粉が多く、飛散のピークを迎える2〜4月には国内のあらゆる場所で花粉症の症状が顕在化します。
北海道ではスギが少ない代わりにイネ花粉が多いなど、地域差もあります。
花粉症は即時型のアレルギーの代表格とも言えるもので、人によっては特に症状が激しく出てしまう場合もあり、「目が少しかゆい」「鼻がムズムズする」といった軽微なものから「かゆすぎて目を開けていられない」「鼻水が止まらない」「くしゃみをしすぎて首・腰が痛い」といった重篤な状態まで病態は様々です。
多くの日本人にとっては「一番身近な、厄介な病気」であると言えるでしょう。
花粉症に悩まされ続けた東京時代
ぼくも東京にいた頃はずっと花粉症に悩まされていました。
鼻にくるタイプだったので、マスクをしていても鼻水が止まらず、毎年春先はティッシュでかみすぎて鼻の周りがすりきれて赤くにじむほどでした。
外に出る仕事をやっていた時などは最悪でした。
だからと言って薬を飲むと鼻が詰まって口呼吸になってしまう。
にっちもさっちもいかなくなくなるので、朗らかな気分になるはずの春前は常に憂鬱な気分との戦いでした。
「花粉のない国に行きたいなあ」
東京で花粉症の被害に遭いまくっていた頃、毎日のようにそんなことを考えていました。
花粉のない沖縄へ
そして沖縄の宮古島に移住してきました。
来てから知ったのですが、沖縄にはスギやヒノキといった植物が無い、あるいは極端に少ないため、スギ・ヒノキ花粉による花粉症が存在しないということなのです。
何ということでしょう。
あれだけ苦しんだ花粉症から解放されるとは!
実際、ずっと沖縄に住んでいる人に聞いて回ったところ、「花粉症にかかったことがない」という方ばかりでした。
天国ですか。南の楽園ですか沖縄は。
最高ですね。
花粉を避ける沖縄ツアー
近年、春の人気観光地として沖縄を目指す人が増えているそうです。
なぜ? 沖縄といえば夏なのでは?
その答えは「花粉がないから」です。
沖縄には花粉が無いので、花粉症シーズンにそこで少しでも花粉症から逃れようというのが人気の理由なのです。
「そこまでする必要があるのか」という声もありますが、花粉症のつらさは実際になってみないと分かりません。
ぼく自身、花粉症には毎年苦しめられていましたが、花粉シーズンの時期には本気で引きこもるか国外脱出を考えるくらいには追いつめられていました。
実際、重度の花粉症患者の方が沖縄に移住して快復した例は多く、医学的には転地療養といえる非常に合理的な行動です。
春の旅行ツアーで沖縄に行く人が増えるのもうなずけます。
花粉症に悩む方は、ぜひ次の冬明けに沖縄に行ってみてください。
観光がてら花粉症の一時治療も行えます。
沖縄でも100%完全に花粉が存在しない、というわけではない
ちょっと注意したいのが、沖縄でもある特定の花粉症が存在するという事実です。
本州によくあるスギ・ヒノキ花粉はないのですが、マツ科のリュウキュウマツ、イネ科のススキ、そしてモクマオウ科の花粉による花粉症が報告されています。
本州では大丈夫だったのに沖縄に来たら花粉症になった、という事例も少ないとはいえ一応存在します。
おそらく問題ないとは思われますが、万一に備え通常の花粉症対策の用意はするだけしておきましょう。
まとめ
花粉症に悩む人の多くが、沖縄に来た瞬間に花粉症から解放されます。
夏は日差しが強烈で、車がないと色々不便ではありますが、観光地に移住地に一時避難地に、ぜひとも一度は訪れてみたい場所ですね。
歴史が眠り美しい海がきらめく南の島。
日本人なら一生に一度は行ってみたい楽園、それが沖縄なのです。