ボードゲーム初心者とやってはいけない製品5選。とおすすめの製品2選

いいか諸君。

「ボードゲームをやったことがない人」と遊ぶときは、超注意だ。

彼らが求めているのは、ボードゲームじゃない。

「楽しい時間を過ごすこと」だ。

名作ボードゲームなんか持って行ったら破滅する。

さあ、「やってはいけないボードゲーム」「やるべきボードゲーム」を紹介するぞ!

想定される状況

仲間内や友人で集まって、

「へー。ボードゲーム好きなんだ」
「そんなに面白いの?」
「じゃあちょっとボードゲーム教えて!」

みたいな空気になった時、あなたはどんなボードゲームを召喚する?

ボードゲームをやったことのない人たちが考えるのは、

  • ボードゲームやったことないから簡単なのがいい
  • 楽しいなら何でもいい

の2点。

彼ら彼女らが求めているものは何か?

楽しい時間を過ごすこと。

そして多くの場合、これは「楽しく会話すること」に換言できる。

そう。
楽しく会話できればボードゲームなんてどうでもいいのだ。

「ボードゲームを楽しみたい」ボードゲーム愛好家とはこの時点で求めるものが違うことを理解してほしい。

では、求められるボードゲームの条件とは?

  1. 会話を楽しめる
  2. ものすごく簡単
  3. すぐ終わる
  4. 運ゲー

以上だ!

初心者とやってはいけないボードゲーム5選

カタン

カタン スタンダード版

世界的名作。
歴史が生んだ超傑作ボードゲーム。

ただし「ボードゲームと言ったらこれっしょ!」って思って持って行ったら、

ほぼ死ぬ。

なにが悪いのか?

まずルールが難しい。

覚えることが多い。

プレイ時間が長い。

結論:「何が面白いのかわからない」

いや、別に「カタン」をdisっているわけじゃない。

むしろ好きだ。
超好きだ。
カタンを抱いて寝たこともある。(ない)

カタンの戦略性が好きだ。
運が絡むところが好きだ。
コミュニケーション性が好きだ。
ジレンマを生むゲーム性が好きだ。
一発逆転が残されているのも好きだ。

だが、それはすべてボードゲーム好きの意見だ。

ボードゲームをやったことがない人には、難しすぎるし、長すぎる。

ドミニオン

ドミニオン:第二版 日本語版

「じゃあルールが簡単でサクッと終わる大人気ボードゲーム『ドミニオン』ならどうだ?」

なるほど。
非常に論理的だ。

だがダメだ。

まだ難しい。

「勝利条件」とか「現在の他プレイヤーの状況」とか「駆け引き要素」とか、
「そこがボードゲームの醍醐味だ!」みたいな要素は全てマイナスに働く。

彼ら彼女らは考えたくない。

会話を楽しみたいんだ。

いかにも「西洋風ボードゲームです!!」って感じのドミニオンも、やはりこの場合は不適格だ。

まあぼくは大好きなんだがな。
大学時代とか授業サボってまでやってた。
超面白いですよねこれ。

街コロ

街コロ (Machi Koro) ボードゲーム

「ならば、もっとポップでシンプルでゲーム性があって楽しいものを」
「……街コロだな」

そう思われた諸氏は、

ぼくと同じ過ちを犯すことになる。

いやこれなら絶対いけると思ったんだよ!
ルール簡単だし!
面白いし!!!

でもダメだった。

まだルールが難しかった。

何よりゲームのテンポの遅さが致命的だった。
店舗を扱うゲームだけになってやかましいわ。

彼ら彼女らは、バラバラとコマやカードを広げるゲームをよしとしない。
めんどくさいからだ。

「コンビニは4が出た時に自分のターンなら銀行から3コインもらえて」
とかいちいち把握しなくちゃいけないルールが多いのも、テンションを下げる原因になる。

ラブレター

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

「なんかよく面白さがわからない」の一言で終わる。

その他の名作

どれも素晴らしい名作だが全部やめとけ。

「サイコロ」や「数字が書いてあるカード」を含むボードゲームは基本的に受け入れられないと思っていい。

うむ。

もうここまでくると
「ボードゲームにあまり興味がない人とはボードゲームしないほうがいい」
っていう当然の帰結にたどりつく。

だが、世の中は広い。

それでも存在するのだ。

素人玄人の区別なく、あらゆる障壁を吹き飛ばし、場を盛り上げ雰囲気をヒートアップさせる、最強のボードゲームが。

一般人(ボードゲーム初心者)とやるべきボードゲーム2選

好ましいボードゲームの条件を振り返っておこう。

  1. 会話を楽しめる
  2. ものすごく簡単
  3. すぐ終わる
  4. 運ゲー

何ならばいいのか?

「笑える運ゲー」だ。

犯人は踊る

犯人は踊る(2015年第三版)

たった1枚の「犯人カード」をめぐるパーティー用推理カードゲーム。

プレイ時間はとても短い。
3分で終わる時もある。

ルールが簡単。
何ならカードに書いてある。

そしてダイナミック。
鍵となる「犯人カード」は一手ごとにスイスイと人の手を移動していく。

運ゲー要素はあるが、論理志向も残されている。

すばらしいゲームバランス。

何より普段の会話を楽しめる。

とりあえずこれ持っていけば間違いない。

テストプレイなんてしてないよ

テストプレイなんてしてないよ

究極の理不尽ゲー。

「このカードを使ったらあなたは負け」
「このカードを使ったら全員勝利」

というゲームバランス全力無視のパーティーゲーム。

最速だとゲーム開始3秒で決着がつきます。

何が面白いのかと言われると、ただただ大人数で笑えること。

それに尽きる。

いいのだ。
彼ら彼女らは楽しい時間を過ごしたいのだから。

まとめ

別に無理してボードゲームをやる必要なんてない。

ただ、少なくとも上に挙げた「おすすめ」のものは。

どんな時でも誰もが楽しめる最強のボードゲームだと思う。

っていうことを伝えたかったんだ。

うむ。