スキー場バイト(リゾバ)の仕事一覧。おすすめ職ときつい職を体験談から解説

スキー場の住み込みバイトとして人気な「リゾートバイト」。

どんな部署・職種がおすすめなのか?
ラクなのはどれ?
大変できついのはどれ?

経験者が解説します。

おすすめの職種

レンタル

最もおすすめなのがレンタル。

スキー、スノーボード、ブーツ、ウェア、各種グッズを貸し出す部署です。

  • ゆるい
  • 残業がない
  • きつい仕事がない
  • 同僚が多い
  • 初心者OK
  • 大きい私物を置く場所がある

などの特徴があり、スキー場バイトのなかでは全国的に一番人気を誇ります。

募集人数は多いのですが、あまりの居心地のよさからリピーターが続出し、早ければその年の9月〜10月に定員が埋まってしまうほど人気が高いです。

人気の理由は「残業がない」「きつくない」こと。
中抜けなし・休憩ありの1日8時間労働で、力仕事もなし。
お客さんがこない時は裏で同僚とおしゃべりしたりお菓子を食べたり。
めっちゃホワイトです。

いっしょの現場ではたらく同僚が多いので、20〜50人の友達が一気にできます。

さらに私物のスキーやスノーボードを置ける現場が多いので、滑る時はいちいち寮から重いバッグを持ってこなくても大丈夫。
仕事上がりにナイターを滑ることもかんたんです。

ラクで、便利で、すぐ滑れて、きつくなくて、同僚が多いから楽しい職場。
もっともオススメです。

「レンタル」はどこでも人気部署なので、なるべく早めに応募案件を確認しましょう。

スキーバレー

これも人気の部署です。

お客さんのスキーやスノーボードを大切に預かって保管します。

メインの仕事は「笑顔でお客さんと雑談」と評されるほど超ホワイトな職場。

「楽すぎてヒマ」とは実際の経験者の体験談です。

自分のスキーやスノボを置けるし、裏では同僚と話し放題だし、いつでも滑りに行けるし、専用知識も不要だから初心者でもOK。

およそ欠点が見当たらないパーフェクト職です。
ただ、「日常会話できる英語力が必要」「そもそも募集が少ない」というデメリットもあります。

わざわざスキーリゾートに自分の機材を持ってくるくらいですから、お客さんは海外の富裕層がメイン。
当然そこでは英語のコミュニケーションが求められます。
日常英会話が少しできるくらいで大丈夫です。

それより深刻なのは「募集が少ない」ということ。
北海道の有名エリアではニセコくらいしか募集がありません。
そもそもスキーバレー自体が超高級ホテルにのみ存在する施設だからです。

現実的にもっともオススメなのは「レンタル」ですが、もしも運良く「スキーバレー」の募集を見つけたら、全力で応募しましょう。

インストラクター

通称「イントラ」。

条件付きの人気部署。
スキーやスノーボードの滑り方をお客さんに教えるお仕事です。

外国人のイントラがとても多く、さまざまな国の友人ができます。

基本給料も高くホワイトな労働環境なので人気が高い––のですが、当然のようにスキー・スノボ上級者しかこの職につくことはできません。

バイト仲間からは男女問わず「イントラ」の人が絶大な人気を誇る(スキー・スノボが上手い人はとにかくモテる)のですが、イントラになるためには数年の練習が必要です。

普通の部署

リフト係

スキー場バイトと言えばコレ。
リフトやゴンドラにお客さんを乗せたり下ろしたりするお仕事です。

寒い屋外での作業であり、休憩もやや変則的なためちょっとクセがありますが、全体的には安定した部署です。

募集人数がとにかく多いので希望すれば確実にリフト係になれます。
危険な作業はなく、残業も多くないのでわりと安心です。

ただ、「とにかく単調作業だから死ぬほど退屈」という声もあります。

とはいえ他のブラック部署にくらべれば天国です。
スキーバイト初心者の方にもおすすめできます。

リフト券・チケット販売

わりとホワイト。

お客さんや同僚とも適度に会話できるので、飽きずにずっと続けられます。

難点は「募集が少ない」「たまに英語が必要」「インフォメ的な仕事も兼任することが多い」こと。

室内のお仕事なので、リフト係よりはリフト券販売の方が楽です。

インフォメーション

通称「インフォメ」。

お問い合わせの対応。施設の案内。各部署への連絡。

覚えることが多く、英語の必要性も高く、お客さんに応じて臨機応変な対応が要求される高難度の部署です。

ただ、それだけに接客・英会話スキルが短時間でおどろくほど向上します。

やりがいがある花形のスキルアップ部署です。

残業はちょっとありますが、基本的なお仕事は「案内」なのでクレーマー対応は少ないのがメリット。

スキー場・リゾートホテルで英語や接客を学びたいなら、インフォメがおすすめです。

売店

可もなく不可もなく。
ブラックではないので、他に何も募集がなければ選んでもいいでしょう。

ちょっと注意が必要

レストラン・ホール

通称「ブラック」。

スキーバイトにおいて不動の地雷原。

長時間労働・激務・理不尽な上司と三拍子そろった鉄壁のブラック部署。

たまーーーーーーーに「良い職場のレストラン」もありますが、7〜8割は「きつい職場」だと思ってください。

それくらい全国的に評判がよくありません。

できれば避けましょう。
もしレストランしか募集がなかったら、「良いレストラン」である20〜30%の確率にすべてを賭けましょう。

というかシーズンイン(12月以降)したらほとんどレストランの募集しか出ていません。
人気部署は11月までに埋まります。
はやめに応募しましょう。

※たまに12月以降でも人気部署の募集が出ることはあります

ただ、レストランは労働時間が長いので給与はとても高いです。
繁忙期に1月で30〜40万円を稼いだという猛者も。

フロント・受付

激務の代名詞。

14時間労働で休憩1時間とかザラです。
ハイレベルな英語対応・社員と変わらぬ仕事量・20分ごとに襲いくる理不尽なクレーマー。

バックヤードはいつもピリピリしています。
正直、スキーリゾートのフロントで1シーズンを生き抜いたら世界中どこでも働けます。

それくらい過酷なサバイバル環境ですが、たった4ヶ月で世界レベルのグローバル仕事力が身につくことだけは確か。

いかなる苦難にも打ち勝って自分のビジネス力を上げたい真の勇者が集まる戦場の最前線です。

ベルスタッフ

スキー場に併設されているホテルで求人が多い職種。

お客さんの荷物を運んだり、さまざまな業務に従事します。

レストランほどではないですが残業・力仕事が多く、できれば回避したいところ。

事務

宿泊予約やさまざまな事務作業を行う部署。

正社員レベルの仕事を任されることが多いため、慣れるまではかなり時間がかかります。
要求される英語力・ITスキル・接客スキルもかなり高いです。

「フロント・受付」と並んで「世界のどこに行っても働ける仕事力」がアップしますが、ラクな仕事ではありません。

覚悟のある方のみ挑みましょう。

まとめ:早めに応募して人気職をゲットしよう!

ラクで、きつくなくて、楽しい人気職である「レンタル」「スキーバレー」の求人は、毎年応募が殺到します。
早ければ9月〜10月で定員に達して募集をしめきってしまうこともしばしば。

できるだけ早いうちにリゾートバイト会社に登録して、人気職に応募しておきましょう。
定員が空いているなら、ほぼ確実に入れる早い者勝ちなので。