「時間がない」方が作業がよく進むことを「夏休み最終日効果」と呼んでいる

不思議です。

「忙しくて時間がない」時の方が、集中して効率的に何かを行える。

この現象を「夏休み最終日効果」と呼んでいます。

ここ数年を通して、明らかに「時間がない方が作業が捗った」場合が多すぎたので書き残しておきます。

最近の例

経緯

10/23現在、ぼくは世界一周の途中でチェコのプラハという街に滞在しています。

建築と芸術の町として知られる美しい都で、それはそれは観光すべきです。

しかし、ノートパソコンでいろいろ仕事をしながらの旅なので、観光をした後に仕事をしなければならず毎晩ベッドに入るのは深夜1時過ぎ––という毎日でした。

「やばい。観光はストップして1日仕事できる日をつくろう!」

そう思ったぼくは昨日、「本日は1日中ホステルに引きこもって仕事をする日にいたします」と決意して起床しました。

どうなったのか?

普段は観光する時間を仕事にあてたのだから、生産性は3倍くらいになったのか?

なりませんでした。

仕事できませんでした。

むしろ仕事の時間が少ない今までの方が仕事できてました。

なぜそうなったのか?

  1. 朝起きる
  2. 「まだ時間あるから読書しよう」
  3. 昼になる
  4. 「まだ時間あるから昼寝しよう」
  5. 夜になる
  6. 「まだ時間あるから飲酒しよう」
  7. 深夜
  8. 「あれ?」

そう。

なまじ時間があるから怠けてしまう。

そしてデッドラインを超えそうなところであわてて取りかかる。

なんということだ……。

まるで夏休みの最終日に泣きながら課題を片づける学生時代の頃のようだ……。

つまり本質的には何も変わっていないということか……。

埋まりたい。

時間がない方が捗る説

思えば数年前もそうでした。

ブラック企業から抜け出るため、仕事を終えて夜遅く帰宅してからひたすら副業に精を出し、毎日2〜3時間の睡眠で出社していました。

参考:
新卒6ヶ月でブラック会社を辞めたぼくがフリーランスになるまでの流れ

休日は寝る時間以外はすべて副業に費やし、食事を買いに行くヒマすら惜しみました。

徐々に悪化して行く体調に倒れそうになりながらも、必死だったので何とか努力できました。

しかし会社を辞めた途端、作業効率は急激に低下しました。

「1日は長い」
「まだ時間はある」
「あとでやればいいさ」

そう思ってしまって、それはそれは捗らなくなりました。

その後、
「仕事をしながら副業する時期」
「副業だけをする時期」
がいくつかあったのですが、「仕事をしながら副業をする時期」の方が明らかに副業が進むことに気づきました。

時間的余裕のない方が、作業が捗る

余計なことをする精神的余裕がないから

そのことを理解した瞬間でした。

まとめ

もちろん、中には「猶予時間の寡多に関係なく十全なパフォーマンスを発揮できる」という方もいらっしゃるでしょう。

まー超人ですわ。

いやだって朝起きて12時間くらい遊べる時間があるのに
「ふー今日は余裕だなちょっとダラダラするか」
とかならずに即座に作業に取りかかれる人ですよ?

人を超えしもの。

たぶんその人チラ見でリンゴを粉砕できる。

まあぼくは流されやすい怠惰な人間なので、せめて
「時間を制限することで、なすべきことをしなければ眠ってはいけない状況を作る」
ことを実施していこうと思います。

とりあえず日本帰ったら働きます。

あと世界一周中は日が暮れるまでとにかく出かけます。