その島には神がいる。神秘が眠る「大神島」に行ってきました

沖縄、宮古島。

そこから船で15分。

人口わずか二十数人の小さな島「大神島」。

通称、「神様が住む島」。

美しいシュノーケルを楽しめることでも有名な大神島に行ってきました。

大神島(おおがみじま)とは

「大神島」とは、沖縄県宮古島の北4km地点に位置する孤島です。

「自然の神に愛される島」と呼ばれ、沖縄でも有数のパワースポット(聖域)が集中する島として有名です。

2016年時点での人口は26人。

島の面積は0.24km2と、東京ドーム5つ分しかない非常に小さな島です。

日本列島の中でも離島である沖縄の、さらに離島である宮古島、のさらに離島である大神島。
今は定期便が1日4〜5本出ていますが、以前は観光客もあまり立ち寄らない場所でした。

とても静かな環境にあり、荘厳な朝日や夕焼け、手をかざせば掴み取れるような満天の星々の夜空は日本屈指の絶景として知られています。

写真・画像で見る大神島

宮古島〜大神島の定期便発着場は、島尻漁港のすぐ近くにあります。

広大な駐車場。

ピーク時でも十分な余裕があります。

船のチケット売り場。

運行は1日4〜5便。

片道:おとな350円、こども180円
往復:おとな670円、こども350円

「船が来たぞー」

「乗り込めー」

「涼しいぜー」

まあぶっちゃけ船内にいても面白いこと何もないのでデッキに繰り出しましょう。

透明な海を疾走する光景とかほんと沖縄。

大神島に着いたぞー。

大神島全図。

島には「聖域」が多く、そのほとんどが「立ち入り禁止」です。

案内図にない場所にはむやみに立ち入らないようにしましょう。

船の発着場。

本当にここは日本なのかと思うほどの開放感。

※港です

※港の海水です

※果てしなく透明に近いブルーです

防波堤を海方面にずっと歩くと、フォトジェニックな風景に出会います。

何かの灯台でしょうか。

不思議な灯台の地点から大神島を振り返った図。

こりゃ神様住んでますわ……。

むしろ降臨しそう。

港から島の右へと向かう道。

天然の海水浴場という語感から神々しさがあふれるシュノーケリングスポットがあります。

あとで行きます。

港から島中央部へ向かう上り坂。

ここから展望台を目指してひたすら登っていきます。

傾斜はゆるやかですが、沖縄の日差しが強烈なのでテンション上げて走らないように注意。

宮古島市立大神小学校・中学校。

2011年3月31日に廃校となりました。

せつねえ。

どんどん登っていきましょう。

あー沖縄来たって感じするー。

割と上の方まで来ました。

島を一望できる展望台「遠見台」までもう少し。

木陰の急斜面を駆け上がる木造りの階段。

五感が告げている。

この先に絶景があると。

ふおおおおおおおおおおおおお

ファーーーーーーーーー

そっか……。

大神島、かぁ……。

360度のパノラマを楽しめる展望台。

行くべき。

写真撮りまくって疲れたのでそろそろ下りましょう。

けっこう高いとこまで登ってきたんだなー。

君を自転車の後ろに乗せてブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下っていきたい下り坂。

港まで戻ってきました。

船の発着場からすぐ近くにあるのが「おぷゆう食堂」。

島唯一の食堂です。

店内の様子。

店外にテラスがあるのでそっちでいただきましょう!

この開放感!!!

やばい!!!!!

ご飯食べたら読書して午後いっぱいを過ごしたい!!!!!

カーキたこ丼。

800円。

大神島の特産品「カーキだこ」をふんだんに使った名物丼。

うめえええええええ!

とりあえずこれ食べておけば間違いないです。

満腹になったので、そろそろ他のところも周ってみましょう。

もはやどこでも「写真を撮れば絶景状態」なのでカメラのバッテリーがとても心配。

島の右へ足を進めます。

多目的広場に到着。

水道。

トイレ。

屋根付きテーブル&ベンチ。

近くに泳ぐ場所があるので、ここで着替え・準備・後片付けを行う人が多いです。

多目的広場からほど近い、天然のシュノーケリングスポット。

うん。

もう「綺麗」とか「美しい」とか軽々しく口にできない。

もはや。

逆にね。

むしろ心を動かしてはいけない。

冷静に目の前の景色を見るんだ。

生きててよかったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

これ!!

正真正銘の海水です!!!

意味がわからない?

大丈夫!!!

ぼくもよくわからない!!!!!

階段っぽいところを下って水面にアクセスするんですが、下から見上げると完全に祭壇。

まさか……この広大な青空が……大神……?

またひとつ世界の真理に触れてしまったか……。

階段すぐ下のスポットに既に熱帯魚が集結済。

輝いておる……。

脳内BGMで「アンダー・ザ・シー」がリフレイン状態。

※「リトル・マーメイド」主題歌

ちなみにクマノミ(ファインディング・ニモ的な綺麗な熱帯魚)が大量出現するスポットが近くにあったらしいのですが、その情報を知ったのは大神島から帰ってきた後でした。

もう1回……行くぞ……!

祭壇近くに戻ってきました。

シュワシュワと泡がはじける様子。

夢かな。

よーーーし散策再開だーーーー。

道端に咲いてた綺麗な花。

何だろう。

「名もなき花」と名づけよう。

あるがままの心で生きようと願うから人はまた傷ついてゆく。

島の左方へ足を向けます。

なにげない道でもいろいろ浄化されそう。

これは……。

浜辺……。

天国……!

今までぼくが見てきたビーチは何だったのか。

なんかもう現実感を超越したハイテンション状態が続きます。

海から内陸部に注ぐ海水。

あんまり見慣れてしまうと地元に帰ったとき「おいおい一体何だいこのダーティウォーターは!沖縄の海水は透き通ってるんだぜボーイエンガールズ!」とか言っちゃいそう。

祭壇その2。

ピュアウォーターその21。

こちらが大神島の名物として知られる奇石「ノッチ」。

長年にわたる海水の侵食により、根元が細く削られた巨石。

悠久の時間をその身に刻んできた姿を見ると言い得ぬ感情を覚えます。

とても静かな島です。

ただ波の音が聞こえるだけ。

 

 

そろそろ戻りましょう。

「おぷゆう食堂」の名物その2。

「おーい」

「帰りの船がきたぞー」

「乗り込めー」

さよなら大神島。

さようなら、神様の島。

またいつか来よう。

 

よーし

おうちに帰るぞおおおおおお