海外に出たら「長生きしたいだけの日本人」である自分に気がついた

はい。

世界一周してるバックパッカーのミライジョーです。

いまルーマニアっていう国にいます。

どこだよって感じですね。
東ヨーロッパです。
ハンガリーとかある辺り。

で、世界一周してると、まあ色々と思うことが出てきます。

健康への反逆

トルコ、ブルガリア、セルビアを回って思ったのが

「タバコ吸ってる人めっちゃ多い」

ということ。

「欧米系の人はタバコ吸わない」という先入観があったので、セルビアの田舎のバスターミナルにて目の前でおもむろにタバコがポイ捨てされるのを見て衝撃を受けました。

「長寿大国日本」

「そういえばタバコ吸ってる人が多いですよね」

トルコにいた時、親しくなった日本人滞在者の方とそんな話をしました。

「そうだね。みんなカロリー高い食事してるし、男性はよく見たらお腹出てる人が多いし」

言われてみれば、そうかも。

「そこへくると日本はやっぱり健康的ですね」

多少の誇らしさと共に、そう返答しました。

するとその方はこうおっしゃいました。

「うん。でもここの人たちは”今、本当にやりたいことをやってる”から」

「”いつ死ぬか”より”どう生きたいか”を優先しているだけなんだよ」

不安遺伝子

「健康のために」
「将来のために」

思えば我々日本人は、「未来への備え」と称してあらゆることに保険をかけ・我慢をし・節制を重ねています。

貯蓄率・保険への加入率・節約度はいずれも世界トップクラス。

「安心して長生きできるように日々行動する」という全体意識が、国民レベルで存在しています。

役に立たないから、やらない。
危ないから、行かない。
無理だから、しない

危険を避け、安心と安全だけを求め、思考停止して「実直な毎日」を繰り返していたら。

手に入れたはずの「平穏な毎日」は「何も起こらずどこまでも予定調和な日々」で、ゆるやかな閉塞感が支配してゆく灰色の時間が積み重なっていくだけで。

やりたいことを我慢し。
夢をあきらめ。
そのうち挑戦することすらも厭い。
「何もしない」ことが美徳だと勘違いするようになって。

そうして徐々に「死んでいないだけの日々」を送るようになって。

「やりたくないこと」は星の数ほど挙げられるけれど。

「やりたいこと」は何もなく。

ただ「何かに向かって一生懸命にがんばっている人たち」がまぶしくて。

自分もそうなりたいと思いながら結局何もしない。

そんな時期が、ぼくにもありました。

無意識の第一制限

はい!!

つまりまぁそういうことです!!

「安心」「安全」「長生き」「平穏」だけが日常の全てだった頃は

「やりたいことをやろうなんて、どうかしている」

とすら思っていたんですね! はい! どうかしてますね!

とにかく安心安全な長生きが第一目標でした!

もちろんそれは無意識下の観念で、行動する前に「不安だからやめよう」「危険だからやめよう」「健康に悪いからやめよう」と判断する程度の。

でも、確実に日本という国で生まれた「特徴的な意思」でした。

世界一周という、子どもの頃からの夢を叶えている今ですら「とりあえず長生きしなきゃ」という意識が先行して「何をしたい」という欲望が後回しになっている状態だったことに気づいて愕然としました。

そうだ。

長生きは確かに素晴らしい現象だ。

しかし、本当に大事なのは「長生き」単体ではなく「やりたいことをやった上で長生きしていること」なのではないか?

「長生きできるかどうか」
「安全かどうか」

それだけで、他の国を、異なる国民性を、軽々に判断しようとしていたのか。

なんという……!

なんという……愚かさ……ッッ!

悔い改めよ…………ッッッッッ!!!

まとめ

細胞レベルで埋め込まれている「安心」「安全」「長生き」志向。

それらが悪いわけではありません。

ただ、その志向に染まりすぎていると「やりたいこと」なんて一生できません。
「やらなきゃいけないこと」だけやっているのが最も安全なのですから。

だからもう何かいろいろ健康とか未来とかに気を遣いすぎるのを辞めようと思いました!!

あとめっちゃ尊敬している1歳年上の人もそういえばタバコ吸ってましたわ!!

「健康に悪いから辞めたほうがいいですよ」ってお決まりのセリフ言った過去の自分を殴りにいきたい!!!

そんなん吸ってる人からしたら百も承知ですよね!!!

なんか収集つかなくなってきたからこのへんで終わり!!!

健康は大事!

手に入れたその健康で何をするかはもっと大事!!