「シュタインズ・ゲート」が史上最高の名作ゲーム&アニメだったので解説したい

やばい。

死ぬほど感動した……。

この世に生まれてきたことを感謝するレベル。

アニメ版も有名だからみんな見てくれえええええええええ

「シュタインズ・ゲート」とは

「Steins;Gate」(シュタインズ・ゲート)とは、2009年10月15日にXbox 360にて発売されたゲームソフトです。

通称シュタゲ。

その最高に面白くて感動的なストーリーが話題を呼び一気に大人気になり、PS3・PS4・Vita・iOS・Switch版など多数の移植作が生まれ、また続編も数多く作られました。

アニメ版も非常に有名で、これで「シュタインズ・ゲート」を知った方も多いでしょう。

このゲームが発売された当時、すさまじい話題になりました。
10年ちかく経った今、完全に伝説的名作としてその名を日本国内はもちろん海外にまで轟かせるにまで至りました。

一言で表すなら史上最高のアドベンチャーゲーム。

それがシュタゲです。

「シュタインズ・ゲート」の魅力

超感動的なストーリー

忘れないで
あなたはどんな世界線にいてもひとりじゃない
私がいる

シュタインズ・ゲートのあらすじ!

続いていた平和な日常は突如として崩れ去った。

主人公である岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)はある人物の「きわめて衝撃的な死」を回避するためにたった一人で戦いを挑みます。

相手は、「世界」。

地球とか地上の人類とかではなく、世界。
世界そのもの。

すでに事実として確定してしまった出来事を変えるために、世界に戦いを挑む主人公。

たとえ世界を変えられたとしても、主人公以外は誰もその事実を認識できない。
変えたあとの世界では、自分を知る者はいない。

「確定した過去」を変えようとするその無謀な試みに対し、世界は容赦のない更なる悲劇を主人公に浴びせ続ける。

救いのない展開。
心が砕ける瞬間。

正直、ストーリー中盤はものすごく重いです。

「もう見るのやめたい」と思ったくらい。

謎また謎。
不可解な展開に次ぐ不可思議な結末。

事態は二転三転四五六七転くらいする。

圧倒的絶望感。

でも。
でも……!

たった一人で、星の数ほどの試行錯誤を繰り返して、それでもあきらめなかった主人公は。

ついにある地点へとたどり着きます。

ですが光明に思えたその場所は。

主人公に究極の二択を迫る極限点でした。

 

だめだ。

これ以上は言えない。

あとはプレイしてください。

アニメでもいいので見てください。

感動して涙腺爆発することだけは命をかけてお約束します。

緻密な伏線

最初のお前を騙せ
世界を騙せ

「シュタゲ」が語られる時、必ずと言っていいほど挙がるのが「伏線の上手さ」。

最序盤から中盤にかけてもう嵐のように伏線が張られまくっており、終盤のある地点で衝撃的に一気に伏線回収が行われる瞬間はまさしく鳥肌もの。

伏線ゲーで名高い「Ever17」「YU-NO」と比較しても何の遜色もありません。

「あの時のあれはそういう意味だったのか!」
「気づかなかったけどこれにも意味があったのか!」

と2回目のプレイ・視聴をするとさらに面白くなるという秀逸さ。

いやほんと終盤で伏線が回収されるあの瞬間。
展開的に話が盛り上がる場面でもあるので、すさまじいの一言しか出てこない。

やばい。
シュタゲやばい。

まあそんな伏線が張り巡らされまくっているので、作品を紹介する際には完全に「何を言ってもネタバレになっちゃう」状態。

だからもう正直なところ今すぐこのページ読むのやめてゲーム買ってきてオールクリアしてください。
あるいはアニメ全部見てください。

って言いたい。

はい。

あー記憶喪失になってもう一度最初からシュタゲを楽しみたい。

もしあなたがまだシュタゲを知らないのでしたら、それはとても幸運なことです。
その状態が最もシュタゲを楽しめるのですから。

死ぬほどうらやましい。

テンションの上がる演出

未来にはさ
希望が満ちてるって信じられるような世界が
待ってるよ

画像、音声、そして映像をフル活用した演出の巧みさも見ものです。

特に評価が高いのが終盤。

あの終わりに鳴る着信……だめだ言えねえ。
飛び込む時に流れるスカイ……だめだ言えねえ。
戻ってきて受け取るオペレーシ……だめだ言えねえ。
そしてすべてが収束するラストシーン!!!当然言えねえ!!!

ネタバレになっちゃうからほとんど言えませんが!!

でも!!
終盤は本当に神がかってるとしか言いようのない、あの! アレだ! ああくっそ言えないいいいいい

まあとにかく!!

プレイして!!!

もしくはアニメ見て!!!

今!!!
すぐに!!!!!

科学知識が多く出てくる

時間は
人の意識によって
長くなったり短くなったりする

相対性理論って
とてもロマンチックで
とても切ないものだね

ここまで読まれた方は何となく気づいたと思いますが、本編では「タイムトラベルっぽいもの」が主要素として登場します。

これに関しては割と早い段階で明かされます。

で。
その「タイムトラベルっぽいもの」は理論的かつ合理的な方法で実現(っぽく)されており。

それを説明するため、相対性理論・宇宙論・素粒子物理学・量子論・脳科学などの概念が頻繁に登場します。

特に序盤でその傾向が顕著です。

これを評して「序盤は難解」と言われることが多いのですが、まーぶっちゃけ科学的説明は読み飛ばしてもOKです。

「ふーんなんかよく分からないけどとにかくそうなるんだなー

くらいに思っておきましょう。

なお小難しい理屈が好きな方(高校時代にシュレディンガーの猫とか悪魔の証明とかWikipediaで読んだ方)にとっては至高の時間になることでしょう。

 

物語の中核に深く関わるのは量子力学。

「観測者」「収束」という量子力学的なキーワードが全編を通して頻出します。

ものごとの状態は、観測された瞬間に確定する。

現実の世界でも実際に起きているこの量子力学的な現象が、一体どういう影響を及ぼすのか。

その結末を見届けてください。

考えさせられることが多い

これまでの自分を否定したくないの
たとえ失敗ばかりだったとしても
それを含めて今の自分があるんだから

基本的に、登場人物たちはクセ者ぞろい。

一見すると朗らかでトリッキーな人物たちはしかし、内面ではさまざまな重荷を背負っています。

物語が進むにつれ、彼ら彼女らが抱えるものが明かされていきます。

己の本質や失ったものと向き合って、押しつぶされそうになりながら、それでも前を向いて生きていこうとする気高い姿見ている者の胸を強く打ちます。

「シュタインズ・ゲート」に登場する彼ら彼女らの生き様から放たれる名言は非常に多く、なんども深く考えさせられます。

「過去」がきわめて重要な意味を持つこの作品のテーマとして据えられているのは、おそらく「未来への意志」。

すべてを見終えた時、きっとあなたは「自分も力強く生きていこう」と活力を与えられまくってスパークする寸前にまで至るはず。

明日を生きたい人におすすめ。

音楽が神(OP集)

忘れない
忘れてはならない
この長くて短かった夏の日々のことを

まあね。

音楽が神なんすわ。
ええ。

BGMはもちろんのこと。

特にオープニングテーマが!!

というワケで紹介だ!!!

「スカイクラッドの観測者」

Xbox 360版オープニングテーマ「スカイクラッドの観測者」

原点。

幾重にも張り巡らされた伏線で構成される歌詞。
力強く伸びのある低音ボーカル。
物理楽器と電子音が混成された音作り。

いつまでも聴いていられる。

名実ともに「シュタインズ・ゲート」のメインテーマ曲。

ちなみにアニメ版でもかなり重要なシーンで流れるので、アニメから入る方も最低3回は聴いておいてください。

これ本当に歌詞が……やばい……(語彙力が追いつかない)

「Hacking to the Gate」

アニメ版オープニングテーマ「Hacking to the Gate」

たぶん最も知名度の高い曲。

アニメでは20回以上流れたので馴染みのある方も多いでしょう。

すべてを見終わった後で聴いてみると歌詞の深さに頷くこと請け合い。

ちなみに23話のオープニングでも流れるんですが、これの歌詞が流れた瞬間の「ついに……ラストが近いんだな……!」っていうテンションの上がりっぷりが半端じゃない。

23話はほんともう最初から最後までクライマックス。
なんなら22話からすでにクライマックスだし、24話も超クライマックス

というか今になってようやく分かりましたが「Hacking to the Gate」っていうタイトルが全てを表してる。

「A.R.」

Windows PC版オープニングテーマ「A.R.」

パソコン版のOPとして人気の高い一曲。

ネタバレレベルで重要なシーンを惜しげも無く披露していくムービーと相まっていろいろ感極まります。

ちなみにシュタゲのオープニングを歌っているのは全部いとうかなこさんっていう歌手の方です。

作詞作曲の志倉千代丸さんとタッグを組んだ時の名曲の多さから界隈では「鉄板」の呼び声多数。

志倉千代丸さんが作品の世界観を深く掘り下げて歌詞に起こし曲を作り、それをいとうかなこさんが低音でハリのある歌声と特徴的で力強いビブラートで命を吹き込む。

尊い。

「宇宙エンジニア」

PSP版オープニングテーマ「宇宙エンジニア」

ドチャクソかっこいい。

曲のカッコよさや疾走感で言ったらシュタゲのOPの中ではダントツ。
超好き。

できればヘッドホンで聴いてください。

20秒あたりから激烈に熱くなる超好きです。

二段構成のイントロとか最高。

実際の作品

概要

以上述べてきたものは「シュタインズ・ゲート」に関することです。

「シュタインズ・ゲート」(原作)に端を発する作品群はシリーズ化されています。

現在、「シュタインズ・ゲート」シリーズとして現在出ているものは以下の4つ。

  • 「シュタインズ・ゲート」(アニメ版あり)
  • 「シュタインズ・ゲート ゼロ」(アニメ版あり)
  • 「シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム」
  • 「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」

詳しく見ていきましょう。

「シュタインズ・ゲート」(アニメ版あり)

STEINS;GATE - PSVita

全てに意味があった
無駄なんて、一つもなかった
俺はもう恐れない

すべての始まり。

原作。

このゲーム「シュタインズ・ゲート」からあらゆるシュタゲが始まりました。

歴史に残る名作。

絶対に感動するので今すぐプレイすることを強くおすすめします。

iPhone版シュタインズ・ゲート(¥3,000)

iPad版シュタインズ・ゲート(¥3,000)

Vita、PS3、PC版といろいろ出ています。
おすすめなのは、すぐにダウンロードしてプレイできるPC版iPhone/iPad版

ぼくはiPad版でプレイしました。
すぐに遊べるし、画面が大きくて見やすくて持ち運びもできるのでいろいろ楽でした。

大きな画面&大音量でのプレイがおすすめです。

 

上記と同じ内容のアニメ版「シュタインズ・ゲート」も発売されています。

アニメ版全24話と特別編に加え、「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」まで収録したブルーレイボックス完全版。

アニメと映画をすべて網羅した600分を超える大ボリュームの最高画質映像たった¥15,000で買えてしまう。

安すぎる。
買うしかない。

「ゲームはちょっと苦手で……」という方はアニメ版がおすすめです!

Amazonプライムビデオで動画を見る

「そんなに興味ないけど……」
「まあ少しなら……」

という方は上記リンクからAmazonプライムビデオに飛べば無料で見れます。
※Amazonプライム会員限定

さあ、今すぐシュタゲの世界へ収束するんだ!!!

 

アニメ版は原作を忠実に再現しているので「シュタインズ・ゲート」を楽しむには申し分ないクオリティです。

が、原作において発生した「とある衝撃的な真実」が(時間の都合上)省略されてしまっています。

アニメをすべて見た方は、その後に原作(ゲーム版)をプレイすることをおすすめします。

 

「シュタインズ・ゲート ゼロ」(アニメ版あり)

STEINS;GATE 0 - PS4

そう、そこに『彼女』は今もいる――

「シュタインズ・ゲート」の続編

スピンオフ作品は多く出ているのですが、正式な「シュタインズ・ゲートの続編」は現在のところこの「シュタインズ・ゲート ゼロ」のみ。

内容は……。

全部ネタバレになるから全部書けない。

いえ冗談ではなく!
何も書けないです!

何書いても「シュタインズ・ゲート」の非常に重大なネタバレになってしまう!!

なんならAmazonの商品紹介ページに載ってる文章すら超絶なネタバレになっているので
もう何も見るな
としか言えない。

物語は死ぬほど重いから覚悟してください。

心を鎮めて、一切の情報を遮断し。
ただ買って見てプレイしましょう。
それだけです。

「シュタインズ・ゲート ゼロ」のすべてを見た後は、「シュタインズ・ゲート」をもう一度最初からすべて見直してみたくなる。

そんな超名作です。

考えるな。
買え。

なお、2018年4月からアニメ版「シュタインズ・ゲート ゼロ」が放送されています。

「ゲームはやっぱりちょっと……」って方はこっちで補完だ!

Amazonプライムビデオで動画を見る

はい。
続編っていうか。

完結編って言った方がいいかもしれない。

「ゼロ」を知らねば、「シュタインズ・ゲート」は終わらない。

「シュタインズ・ゲート」「シュタインズ・ゲート ゼロ」までは絶対にプレイ(視聴)してください。

「ゼロ」のあとで「シュタインズ・ゲート」のある場面を見てみると号泣します。

「シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム」

STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム (通常版) - PS3

――ラボメンの数だけ物語がある。

それぞれの登場人物に焦点を当てた後日談あるいは補完的な話がまとまっています。

絶対に買わなくちゃいけないのかと聞かれると「必ずしもそうではない」です。

が、「シュタゲ」と「ゼロ」に触れた人はほぼ100%シュタゲファンになっちゃうので、どうせ買うことになります。

いま悩む必要はありません。

そのうち買っちゃってます。

短いのでさくっとプレイできます。

ま、中身は割とシリアスな話が多いですけどね!!!

iPhone版「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」

iPad版「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」

「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」

STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん - PSVita

「結婚してくれ––––っ!!」

「シュタインズ・ゲート」スピンオフ作品。

いわゆる外伝

「シュタインズ・ゲート」があまりにもシリアスだったから、もっと軽い世界があってもいいよね!

的な幾度となく絶望に沈んだシュタゲ経験者に救いを与える福音ゲーム

コミカル色が強烈なので、心に何のダメージを負うこともなく楽しい時間を過ごせます。

癒される。
ただその一言。

プレイする必要があるかって言われたら、まあ正直なところ重要度は低いので

「やれば幸せになれる」

とだけ返答申し上げます。

iPhone版「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」

iPad版「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」

まとめ

ああーーー。

いやほんともう。
心の底から言いたい。

シュタインズ・ゲートが大好きだ。
超好きだ。

シュタゲがある時代に生まれてきてよかった。

最高だ。

 

未来のことは、誰にもわからない

これが……
シュタインズゲートの選択だよ