沖縄の離島でポケモンGO。上司がジムリーダーになりました

早いもので、「ポケモンGO」が日本でリリースされて一週間が経ちました。
全国のポケモントレーナーの皆様はいかがお過ごしでしょうか。
こちら沖縄の宮古島から、南国のポケモン風景をお届けします。

今日は職場の上司がジムリーダーを張っているジムに挑戦だ!

ポケモンGOの「ジム」って何?

ジムとは、日本全国さまざまな場所に配置されているバトル施設のことです。
見た目は「高い塔」です
バトルを挑んでジムを占領するのが「ポケモンGO」における大きな目標のひとつになっています。

一人一人のトレーナーは自分が所属するチームを3つの中から選び(チームカラーを選び)、そのチームの一員としてジム奪取に挑むことになります。
ひとつでも多くジムバトルに勝ち、ジムを占領し、チームの勢力拡大に貢献しましょう。

ジムバトルに参加する条件

トレーナーレベルが5以上であることが条件です。

ジムの種類

ジムにはその状態によって3つの種類に分けられます。
「仲間チームのジム」「別チームのジム」「無所属のジム」です。

仲間チームのジム

自分のチームカラーと同じ色のジムは、仲間チームのジムとなります。
仲間チームのジムでは「チームメイトとトレーニングバトル」「ポケモン配置」が行えます。

チームメイトとトレーニングバトルをするとXPを獲得できます。また、仲間チームのジムの名声を上げ、別チームにジムを取られにくくします。

トレーナーは仲間チームにポケモンを1匹配置できます。そうすると1日1回ポケコインがもらえます。

別チームのジム

別チームのジムを見つけたら、ぜひ奪取して自分の仲間チームのジムにしましょう。
そのためには、別チームのポケモンを倒さなければいけません。

最大6匹のポケモンを選んでバトルに挑みましょう。
相手のポケモンを倒すとジムの名声を下げられます。
ジムの名声を0にすれば、そのジムを仲間チームのものにすることができます。

バトルで取れる行動は3つです。

  1. ノーマルアタック。自分のポケモンをタップ
  2. スペシャルアタック。メーターが溜まったらポケモンを長押し
  3. よける。左または右にスワイプして相手の攻撃を避ける

無所属のジム

白いジムは、どのチームにも所属していないジムです。
バトルせずに仲間チームのジムにできます。
見つけたら急いでポケモンを配置しましょう。

ジムの手続き

レベル5になりジムを訪れると、ウィロー博士から歓迎のメッセージを受け取れます。

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「やぁ!ポケモンをたくさん捕まえて、ポケモントレーナーとしての経験を積んできたようだね。すばらしい!」
「きみも、いよいよポケモンバトルへ参加する準備が整ったようだね!」
「わたしには3人の、とても優秀な助手がいて……」
「かれらは自分のチームを率いて、それぞれ違うテーマでポケモンを研究しているんだ。」
「研究の一環としてジムでポケモンバトルを行っている。」
「かれらはぜひきみをチームメンバーに迎え入れたいそうだ。」

なるほど、ジムは研究の一環なのですね。

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「ヘイ、オレの名前はスパーク、チームインスティンクトのリーダーだ。」
「ポケモンは直感がじつに優れた生き物なんだ。」
「オレはポケモンの誕生にその秘密があるんじゃないかとおもう、」
「オレのチームにジョインしなよ!」
「直感を信じれば百戦百勝だ!」

彼のシルエットを見て、かの名作アニメ「カウボーイビバップ」の主人公スパイク・スピーゲルを思い浮かべたのはぼくだけではないでしょう。名前も似てるし。

ちなみに「インスティンクト(Instinct)」は「本能」という意味です。

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「わたしはブランシェ。チームミスティックのリーダー。」
「ポケモンの知恵は計り知れないほど深い……」
「そんなかれらが進化する理由、それを研究している。」
「わたしのチーム?」
「冷静に分析すれば、負けることなどありえない……」

最後のセリフが激しく負けフラグなのは置いておいて、男性とも女性ともつかない中性的なシルエットと口調。
いろんな意味で人気が出そうなキャラですね。

ちなみに「ミスティック(Mystic)」は「神秘的」という意味です。

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「わたしはキャンデラ、チームヴァーラーのリーダーよ!」
「ポケモンは人間よりも強くて、心が熱いの!」
「わたしはポケモンの強化を研究して、かれらと一緒に真の強さを探求しているわ。」
「このチームの鍛え上げられたポケモンがバトルで最強なのは間違いないわ!」
「準備はいい?」

熱い。
姉御っぽい。
シルエットが魅力的。
もうこのチームに入る未来しか見えません。
ちなみに「ヴァーラー(Valor)」は「勇気」という意味です。

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というわけでRedチームに入りました。

戦力補強

ジムに挑む前に戦力を整えておきます。

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タマタマをゲット。
基本みんな目つきが悪いです。
なんか後ろの方に黄身が見えてる個体がいますが、そうか、タマタマはゆで卵だったのか……。

ちなみにどうでもいいのですが何かのシャレで「昨日作った目玉焼きが変な色になってて食べてみたらお腹を壊したよ」「きみが悪い」というのがあるのですが出典を忘れましたし本当にどうでもいいですね。

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野生のヒトカゲ、ゲットだぜ!
かわいい!
スクショの瞬間に瞬きされたので、どことなく眠たげな印象ですがそれもかわいい。

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トサキント、ゲット。
個人的にあまりいい印象がないポケモン。
理由を考えてみると、初代スマブラで遊んでいてモンスターボールを発動した時に「トッサッキーン」と妙に艶やかな声で出現し以後ぴょんぴょんと跳ねつつ自分の名前「トサキント」を連呼するだけのはずれポケモンだったからだと思います。

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ニドラン♀、ゲットだぜ。
かわいい。

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ディグダ、ゲットだぜ!
かわいい。
ポケモン赤/緑において中盤から終盤まで電気ポケモン対策として大活躍してくれるポケモン。
そのディグダが大量出現する「ディグダのあな」の徒歩20秒という好立地に電気ポケモン専門の「クチバジム」を構えるマチスの男らしさ。

ジム初挑戦

さあ、準備も整ったしあとはジムでポケモンバトルするだけです!

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「ほう、ゴルダック。CPは700超えか」

ちなみにこの時点において、ぼくはこの記事の上の方で長々と書いた「ジムの基礎知識」を全く知りません
なんならCPの意味もあやふやなレベルです。
クソど素人です。

でも、ワクワクするゲームで新しいことができるようになった時って、調べることなんて後回しにしてとにかくやってみちゃうものですよね。
そして失敗して学んでいくんですよね。
そうですよね。

なんとなく結末を想像しながら読んでいただければ幸いです。

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ポケモン選択画面。

「へー。手持ちポケモンを6体選べるのか」
「普通のコマンド制バトルになりそう」
「相手は1匹? 楽勝だな……」

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ジムバトル開始。

「さあ始まるぞ。宮古島、いや、沖縄最強トレーナー伝説が!」
「ところでコマンドはまだかな?」

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ジムバトル最中。

「えっちょっと待って何もできないんですけど」
「ものすごい勢いでこっちのHPが減っていくんですけど」
「というかリアルタイムバトルだったんですか!」
「あああ待った! ストップ! タイム! こおりおに!」

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ジムバトル終了。

本当に一瞬で負けました。
スクリーンショットを撮るヒマもなく、気づいたら手持ちの6匹は全滅。
何が起こったのか全くわかりませんでした。

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ジムの前で呆然とたたずむ図。
それを見つめるコダックの瞳。

ジムバトルは甘くない。
そう感じた瞬間でした。

敗戦処理と次戦対策

とりあえず瀕死の6匹を「げんきのかけら」で蘇らせます。
貴重なアイテムがどんどん消えていく。
「負けたら何も残らない」という戦争の恐ろしさも体得できる大人気アプリ、それがポケモンGOというゲームなのです。

さて、どうにかしてリベンジしないと宮古島最強伝説が始まりません。
インターネットで検索し、ポケモンGOのジムについてあれこれ学びます。
この敗戦で得た知識が「自分のポケモンをタッチすれば攻撃できる」ことのみだったので、非常に勉強になりました。
最初からやっとけって話ですねそうですね。

職場の上司に残光のリベンジ

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午後7時。
ゲーム上では夜ですが、日の長い宮古島ではまだ夕暮れどき。
知識も仕入れて、いよいよジムに再挑戦です。

なお20分ほど前に仕事先の上司がふらりと訪れて「ミライジョーくん負けたんだって? しょうがないな、俺がジム勝利の味を教えてあげよう」と言い放ち、あっという間にジムを占拠し、CPがものすごく低いポケモンを配置するという粋な計らいを見せてくれました。

ありがとうございますと3回お辞儀してから、何の恨みもないジムリーダー(上司)にいざリベンジだ!

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うおおおおお。

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勝ちました。
例によって熱中しすぎてバトル中のスクショを撮れませんでした。

圧倒的な達成感。
ジムリーダー就任。
今ぼくは、この地域の王者になったのです。

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空白の王座。
それは、熾烈を極める激闘(出来レース)の証左。
この座位を占めることが、王者というぼくに与えられた使命。

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誰にしようかな。
ここはやはり王者らしく。

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ピカチュウ、キミに決めた!

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天に近い場所より眼下を睥睨する王者のポケモン、ピカチュウ。
トップ。
あるいはキング。
何か言葉を残せば、後世に「偉大なる王の名言」として残ってしまいそうです。

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愛らしさ。そして強さ。
実に王。
誰もぼくを止められない。
この繁栄よ、永遠に。

三分天下

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とか思ってたら2分で負けました

い、いったいどこの馬の骨が……!

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上司じゃねえか。

思わずふりかえります。
上司はとてもにこやかな笑顔で
「ん? 勝利の味を教えてあげるとは言ったけど、そのあとボッコボコにしないとまでは言ってないよ?
と語られました。
しかも電気タイプのピカチュウを倒しておいて水タイプのゼニガメを新たに配置するという徹底ぶり。

ポケモンGOは戦争なんだなって思いました。

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なんとなく……ゼニガメの顔まで悪人顔に……見えます。

まとめ

ポケモンGOはただのひまつぶしではありません。
誰よりも多くポケモンをゲットし、誰よりも強くポケモンを育て、誰よりも多くポケモンで勝ちましょう。
そう、ポケモンGOは戦争なのですから。

でも課金はなるべく控えましょう。

あと歩きスマホも。

あと社会人の皆様は休憩時間に楽しみましょう。大事です。