絶対に知っておきたい、沖縄ではサングラスをかけないと危険な理由

夏のまぶしい太陽は沖縄の魅力のひとつです。
しかし、だからといって気軽に海で泳いだり外で遊んだりできるわけではありません。
地元の人ですらあまり知らない事実ですが、沖縄の太陽の紫外線は非常に強力で、きちんとサングラスをかけないと失明するおそれがあります。

沖縄の太陽は危険

沖縄では緑内障の発症率が本州の1.5倍

緯度が低く赤道に近い沖縄では、太陽光も強烈になります。
なんの対策もせずに過ごしていると、太陽の苛烈な紫外線によるダメージが目に蓄積します。

どのくらい太陽光が厳しいかというと、沖縄での緑内障の発症率が本州の1.5倍というデータが存在するほどです。

なんの対策もせずに沖縄で外出するのは可能な限り避けたほうがいいでしょう。

緑内障とは?

緑内障を簡単に説明すると、「徐々に神経が減っていき最後には失明する病気」です。
眼圧の上昇に伴い、視神経が圧迫され、やがて失明に至るこの病気は、最近の日本の失明原因の1位になるほどメジャーなものになっています。事実、40歳以上の5%の人たちが緑内障の状態であるとされています。

緑内障はその症状によって2種類に分類されます。
ゆっくり病状が進行する「開放隅角緑内障」と、急激に悪化する「閉塞隅角緑内障」。

沖縄では緑内障が多いと述べましたが、実はこの急速に悪化するより危険性の高い「閉塞隅角緑内障」の比率が高いのです。

なぜ沖縄では緑内障患者が多いのか?

強烈な太陽光

赤道に近い沖縄の太陽光は、言葉にはできないほど強力です。
本州育ちの人間が沖縄の日差しを浴びた時、出てくる感想は「暑い」ではなく「痛い」です。
そのような強力な日光を、反射や地面の照り返しで間接的にも目に受け続けていたら、両眼に重篤なダメージが急速に蓄積されるのは火を見るよりも明らかです。

サングラスをかけない風土

厳しい紫外線が降り注ぐにもかかわらず、沖縄に住んでいる方々はほとんどサングラスをかけません。
「周りの地元民がかけていないのにかけるのはおかしい」「別にかけなくても大丈夫」ということらしいですが……。

この点に関しては沖縄移住した方のほうが詳しいです。
本州と沖縄の太陽の厳しさを比較でき、実際に周囲に緑内障患者(または目が見えなくなる人)が多いことに気づき、その上でサングラスの重要性を説いてくれます。

沖縄にいる外国人も皆一様にサングラスをかけていますが、あれは別にファッションではなく、ただ単純に目を守っているだけなのです。

地元の方がサングラスをかけないからといって油断してはいけません。
絶対にかけましょう。

沖縄での体験談

ぼくが沖縄の宮古島に移住して2ヶ月が経つ頃だったでしょうか。
天気のいい休日の昼間に、ビーチや観光名所めぐりに出かけました。
4〜5時間程度だったと思います。
サングラスはかけていませんでした。

翌日、強烈な目の痛みが発症し、サングラスをかけないと外を出歩けないほどでした。
それからサングラスをかけ続け、幸いにも数日で状態はおさまりました。

地元の方や移住者に話を聞いてみると、やはり「目を開けていられないほど痛い」「失明する」といった方はかなり多いようです。
大阪から移住した方の話ですと「日焼け止めより帽子より、まず何よりサングラスをかけて目を守れ」とのことでした。

それから沖縄の外出時にサングラスは必須となりました。

まとめ:沖縄ではサングラスをかけるべし

もう「恥ずかしい」とか「似合わない」とか言ってる場合じゃありません。
全力でサングラスをかけましょう。
周りの人がかけていない? あなただけでもかけましょう。

「別にそこまで目が弱くないから」「今までかけなくても平気だったから」という方も、いますぐかけてください。
沖縄の強力な紫外線は、気づかないうちに目を焼き続けています。
症状が進行してからでは遅いのです。

日傘もあまりアテになりません。
目へのダメージは直射日光だけではなく、地面や海の照り返しもその原因になります。

沖縄に観光する人、沖縄に住む人、全ての方に申し上げます。
外出するときは絶対にサングラスをかけてください。